「できない」ものを「できる」と嘘を吐いてもすぐにバレる

私は根っからの機械音痴です。学生の頃も体から電波が出ているんじゃないかと言うくらいに身の回りで電化製品が壊れていました。パソコンが勝手に落ちたこともあります。それくらいに機械との相性が悪かったです。いつもは肉体労働の仕事を良くしていたのですが、低賃金でやってられませんでした。忙しいのに低賃金なのは精神的に辛いです。もっと楽して稼げる仕事に就きたいと、いつしか思うようになりました。

私が転職先に選んだのは、パソコンを使う仕事でした。最近の職場ではどこでもパソコンは使うのですが、この職場は特にパソコンの利用が多いと求人に応募した後で知りました。でも給料のためにやむなくそこは目をつぶったのです。学生の頃は苦手だったパソコンと少し向き合ってみようと思いました。もしかしたら機械音痴も直っているかもしれないと期待したのです。そして時が過ぎて面接当日のことです。

この日は朝からすごく緊張して、バタバタしていました。とにかく落ち着いてやること、それからボロを出さないことに気をつけて面接に行きました。でも自分の想いとは裏腹に緊張しすぎてわけが分からないことになっていました。声は震えそうになるし、頭は真っ白になるしで大変でした。今までにないくらい緊張しました。緊張したせいで私の口は普段よりも饒舌になっていたのです。ワードやエクセルを扱えるかと聞かれて、ほんのちょっとしか触ったことがないくせいに「任せてください」と言い切りました。自分でもなぜそんなことを言ったのか不思議です。多分緊張のためにおかしくなっていたのです。面接をしてくれた人は私の回答に満足そうに頷きました。

その後タイピングの速さを聞かれて、何のことか分からなかった私は適当に答えました。あまり覚えていないのですが、ブラインドタッチができるか聞いた時も頷いたらしいです。緊張しすぎた結果、私はたくさんの嘘を面接官に行ってしまったのです。こうして私は採用されました。しかしこの時の嘘は隠し通せるようなものではありませんでした。

それはそうでしょう。私は根っからの機械音痴。それが採用されたからと言って、急に直るわけがありません。ワードもエクセルも使えない役立たずの私への態度は本当に冷たく厳しかったです。先輩たちには陰で、「全然使えない」と言われましたし、私を採用した面接官にまでその文句は及んでいました。仕事ができないとやはり周りの目も厳しくなります。私はこの状態に耐えられなくてなんとか状況を改善しようと頑張りました。

しかし機械音痴と言うのは、どうやら簡単に良くなるものではないみたいで、あまり上達しませんでした。さらに長時間パソコンの画面を見ていると頭が痛くなってきて、自分に合わないと思いました。いくら給料がよくても、できない仕事はできません。こうして私は結局、せっかく採用されたこの職場を辞めてしまいました。

こう言った苦手分野をクリアすることは大変難しいです。いくら給料が良くても、自分にはできない仕事はあります。それが機械に関わる仕事なんだと分かりました。面接で苦手分野ができると言っても、これを信用してもらえるのは面接中のみです。実際に一緒に働けば、このような薄っぺらい嘘はすぐにバレてしまうのです。面接で嘘や盛りすぎに話すことは辞めた方が良いです。面接がいくら好印象でも、働き出してから失敗します。分かるような嘘はどんなときにもつかないことをオススメしたいです。

私はこの経験で、最終的には仕事辞めると言う決断をしました。本当はこの方法は選びたくなかったですが、パソコンが苦手な私が続けても会社にとって何のメリットもないと分かりました。ですから辞めました。人の迷惑にならないように面接で「できない」ものを「できる」というのは辞めましょう。これは最終的に自分にとってマイナスにしかならないのです。